Last Update 2015.12.1
         
  庭坂

  庭坂駅は板谷峠の福島方のふもとにあり,
  開業当初から峠越えの機関車の基地として,広い構内がありました。
  撮影当時の1981年はED71の引退時期にあり,構内に6輌のED71が留置されていました。

  485系特急“つばさ”“やまばと”,ED78,EF71牽引の客車/貨物列車が運転されており,
  庭坂から板谷峠に続く勾配を往来する列車を撮影できました。


1981.3.12  庭坂〔奥羽本線〕
*Photo画面をクリックすると,大画面の連続写真をご覧いただけます。
  ED71の休車留置

  ED71は,1959年/昭和34年から
  製造された交流電気機関車です。
  1963年/昭和38年まで55輌が製造され,
  東北本線南部の主力機関車として
  活躍しました。

  ED71 4,ED71 41,ED71 43,ED71 47

  1981.3.12
  庭坂〔奥羽本線〕
 
  ED71

  ED71は,ED75の投入により
  1977年/昭和52年に廃車が始まり,
  1982年/昭和57年には,
  全車廃車になりました。

  ED71 47

  1981.3.12
  庭坂〔奥羽本線〕
 
  庭坂駅構内のED71

  ED71の末期(撮影時),
  黒磯-福島間の旅客列車や
  福島-白石間の上下貨物列車と
  福島-金谷川間の上り貨物列車の補機に
  運用されていました。

  ED71 41

  1981.3.12
  庭坂〔奥羽本線〕
 
  EF71 7牽引の客車列車

  EF71は,33‰の急勾配の板谷峠のため
  開発された交流電気機関車でした。
  1968年/昭和43年の
  奥羽本線米沢-山形交流電化,
  福島-米沢の交流電化切替のときに
  登場しました。

  EF71 7

  1981.3.12
  庭坂〔奥羽本線〕
 
  秋田行485系特急“つばさ”

  特急つばさは,
  1961年/昭和36年のダイヤ改正で,
  東北・奥羽本線を経由する
  上野と秋田を結ぶ
  キハ82形ディーゼル特急として
  運転を開始しました。

  1981.3.12
  庭坂〔奥羽本線〕
 
  秋田行485系特急“つばさ”

  撮影当時,特急つばさは,
  485系による定期列車3往復と,
  14系客車による季節列車1往復が
  運転されていました。


  1981.3.12
  庭坂〔奥羽本線〕
 
  ED78重連の貨物列車

  ED78は,EF71と同様に,
  33‰の急勾配の板谷峠のため
  開発された交流電気機関車でした。
  1968年/昭和43年の
  奥羽本線米沢-山形交流電化,
  福島-米沢の交流電化切替のときに
  登場しました。


  1981.3.12
  庭坂〔奥羽本線〕