Last Update 2008.12.1
      
         橋上列車懐古 

         橋上ブルートレイン快走

         夜行急行“銀河”
  東海道本線は,丹那トンネルが開通する1934年/昭和9年までは,
  現在の御殿場線(国府津−御殿場−沼津)を走っていました。

  このルートは,急勾配で輸送力が制限されるため,
  国府津から小田原・熱海・沼津に通じる新線が計画されました。
  国府津−熱海は,熱海線として建設が進み,
  1920年/大正9年に,国府津−小田原が開業,
  1925年/大正14年に,湯河原−熱海が開業しました。

  根府川駅は,1922年/大正11年に開業しました。

  しかし,翌年の1923年/大正12年に,関東大震災が発生し,
  根府川駅と真鶴行き列車が,海に投げ出され,125名が死傷しました。
  このとき,白糸川橋梁も倒壊しました。
  翌年に,上路ワーレントラス構造の白糸川橋梁が架けられました。
  これが,現在の白糸川橋梁です。

  白糸川橋梁は,橋上列車をダイナミックな構図で撮影できることから,
  列車撮影の名所として,鉄道ファンに知られています。

  1975年/昭和50年に,大垣発の夜行列車で,根府川を訪ね,
  九州・関西から上るブルートレインなどを撮影しました。
撮影/1975  あさかぜ EF65 510+20系寝台客車  根府川−真鶴