Last Update 2022.12.1
     
TOPICS
最古の路線
東神奈川界隈   JR4路線並走   playback1978   初代横浜駅
錦絵 横浜鉄道蒸気出車の図

  日本初の鉄道は,安全確認と乗務員訓練のため
  1972年6月12日,品川-横浜間で仮開業,2往復/日の列車運行から始まりました。
  翌日から6往復/日が運行,7月10日には川崎駅と神奈川駅が営業を開始しました。
  正式開業日である10月14日は,
  明治天皇と明治政府・外国大使を乗せたお召列車が新橋-横浜間を往復しました。
  翌15日には,鶴見駅が開業,
  9往復/日・所要53分・表定速度33km/hで営業運行が始まりました。

1872年/明治5年  新橋-横浜間の駅開業
 


  日本初の鉄道路線,新橋-横浜間: 全線29kmのうち約10kmは海上線路でした。
  田町-品川間の2.7kmに高輪築堤は有名ですが,
  神奈川-横浜(現 桜木町)の1.4kmも堰堤を建設して線路が敷設されました。

  当時の神奈川駅は,現在の京浜急行電鉄・神奈川駅とは別の駅で,
  東海道五十三次/神奈川宿に設けられました。
  当時,神奈川宿付近の丘を切通して鉄道建設するにあたり
  東海道(街道)の分断を避けるため
  1870年/明治3年に,日本最古の跨線橋として初代青木橋が架設されました。

  神奈川駅から海上に建設された堰堤を経由して横浜駅に結びました。
  1887年/明治20年に横浜-国府津間が開通,
  横浜駅は頭端式ホームとなり,列車のスイッチバック運転が始まりました。

1894年/明治27年 1代目横浜駅(スイッチバック運転時)付近の地図
横浜駅の変遷 (旅客線)

  横浜駅は,東海道本線の拡充・延伸により
  現 桜木町駅の1代目横浜駅から高島町に位置する2代目横浜駅,
  さらに,現在の3代目横浜駅に移転しています。

  1887年/明治20年に横浜-国府津間が開通したとき,
  横浜駅は頭端式ホームとなり列車はスイッチバック運転しました。
  1898年/明治31年にスイッチバック運転を解消するため
  神奈川-程ヶ谷間に短絡線を設け,優等列車を短絡線経由としました。
  短絡線に平沼駅を1901年に開業して優等列車が停車することになり,
  横浜駅は幹線から外れてしまいました。

  1915年/大正4年,スイッチバックを解消した2代目横浜駅を高島町に開業,
  旧横浜駅を桜木町駅に改称,短絡線,平沼駅を廃止しました。
  2代目横浜駅は,ルネサンス様式レンガ造りの2階建て駅舎でしたが,
  1923年/大正12年の関東大震災で倒壊しました。

  1928年/昭和3年に現在の位置に移転して3代目横浜駅が開業しました。


新橋-横浜開業 横浜-国府津開通 短絡線に平沼駅開業
2代目横浜駅誕生 3代目横浜駅誕生