Last Update 2011.3.1
      
 2000系特急電車    “赤ガエル”快走    OSカー
長野電鉄は,千曲川流域に広がる長野盆地を走るローカル私鉄です。
長野電鉄の電車は,赤とクリームのアップルカラーに塗装され,
 “りんごの里”を走っていました。

長野電鉄は,大手私鉄電車を譲り受けることで知られています。
長野-善光寺間の地下化に伴い,A基準適合車輛が必要になり,
1977年/昭和52年から1985年/昭和60年まで,
東急5000系 29輌を譲り受けました。
これらの車輛は,アップルカラーに塗装されて,活躍しました。

撮影当時の1982年/昭和57年は,
この2500・2600系(東急5000系)が全盛期のときでした。

その後,東急5000系は廃車になり,
営団地下鉄3000系,東急8500系が代わって活躍しています。
また,特急用車輛として,小田急10000形を譲り受け運用しています。
さらに,特急用車輛として,昨秋,成田エキスプレスから引退した
JR東日本253系を譲り受けており,今後の活躍が楽しみです。

懐かしい電車の元気な姿が見られる長野電鉄です。  
撮影 1982.11.20  田上〔長野電鉄 河東線(通称 木島線)〕


   ●長野電鉄は,千曲川東岸地域(河東地区)と国鉄線・屋代の接続を目的にした“河東鉄道”を発祥とします。
    その後,河東鉄道の須坂から長野まで延伸されました。
    撮影当時の1982年/昭和57年には,長野と木島,湯田中,屋代を結んでいましたが,
    2002年/平成14年に,河東線のうち通称木島線(信州中野-木島)が廃止されました。

   【長野電鉄の履歴】

    1922年/大正11年  河東鉄道 屋代-須坂間を開業
    1923年/大正12年  河東鉄道 須坂-信州中野間を開業
    1925年/大正14年  河東鉄道 信州中野-木島間を開業
    1926年/大正15年  長野電気鉄道 権堂-須坂間を開業
    1926年/大正15年  河東鉄道が長野電気鉄道を合併,長野電鉄に社名変更
    1927年/昭和 2年  信州中野-湯田中間を開業
    1928年/昭和 3年  権堂-長野間を開業
    2002年/平成14年  信州中野-木島間を廃止