Last Update 2016.12.1
        
TOPICS
1720系・1721号
  東武鉄道博物館の外部道路に面した区画に,
  デラックスロマンスカーの先頭車1721号の先頭部が展示されています。

  1720系電車は,1960〜91年/昭和35〜平成3年まで運用された特急用電車です。
  デラックスロマンスカーの愛称で日光・鬼怒川方面特急として親しまれました。
  先頭部のデザインは,国鉄“こだま”(181系)に代表されるボンネットスタイルに,
  左右に灯火類を配置した箱型ケースを付けて,独特の雰囲気を表現しています。

  9編成54輌が活躍しましたが,
  1990年/平成2年,後継車100系“スペーシア”が営業を開始し,
  翌年1991年,1720系は営業を終了しました。
日光軌道線200形・203号
  200形電車は,東武鉄道 日光軌道線(1968年/昭和43年廃止)の路面電車です。
  1954年/昭和29年,2車体・3台車の連接構造の電車として,
  6編成(201〜206)が製造されました。
  200形の塗色は100形と同じ淡緑色の車体に朱色の帯を巻き,
  窓回りを朱色にした独特デザインでした。
  日光軌道線の廃止に伴い,203号を除く全車が廃車されました。
  203号は民間に引取られた後,1981年/昭和56年開園の東武動物公園に展示され,
  その後,1989年/平成元年開設の東武鉄道博物館に移設,展示保存されています。