Last Update 2025.3.1
     
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ひっそり南海・汐見橋線!
汐見橋  芦原町・木津川・津守  西天下茶屋・岸里玉出  さよなら2200系

2200系さよなら運行記念・22000系復元塗色
汐見橋駅に到着する2200系普通列車  2024.12.11 汐見橋〔南海電鉄 汐見橋線〕

  南海電鉄・高野線は,汐見橋と極楽橋を結ぶ路線ですが,
  運行形態は,難波-岸里玉出-極楽橋と汐見橋-岸里玉出に分離されています。
  このため,汐見橋-岸里玉出間は,通称 汐見橋線と呼ばれています。

 【高野線・汐見橋線の歴史】
  高野鉄道が1898年/明治31年に大小路(現 堺東)-狭山-長野(現 河内長野)を開業,
  1900年に大小路-道頓堀(現 汐見橋)を開業,
  翌1901年に道頓堀駅を汐見橋駅に改称しました。

  1907年に高野鉄道が高野登山鉄道に鉄道事業を譲渡,
  1915年に高野登山鉄道から大阪高野鉄道に社名変更,
  1922年に南海鉄道が大阪高野鉄道を合併して,
  汐見橋-橋本は,南海鉄道の高野線になりました。
  当時,汐見橋-橋本間は40分毎に運転されていました。
  岸ノ里に高野線・橋本方向から南海本線に直通できる
  東連絡線を1925年に設置し,難波乗入れを開始しました。
  この時,岸ノ里駅に難波直通列車ホームはなく,直通列車は通過しました。
  難波直通列車ホームの設置・停車は1970年まで待つことになりました。

  1929年に高野線全列車が難波発着になったことにより
  汐見橋-岸ノ里が事実上の支線になりました。

汐見橋 --- 芦原町 --- 木津川 --- 津守 --- 西天下茶屋 --- 岸里玉出

昭和15年/1939年発行
南海鉄道・路線図

東連絡線が記載



  汐見橋線は,昭和レトロの駅舎とベンチ,木製枕木の線路など
  昭和の雰囲気が残る都会のローカル線です。
  汐見橋-岸里玉出間を日中30分毎に2輌編成のワンマン電車が往復しています。
  電車は,元高野線に活躍した22000系を改造した2200系です。
  2200系は,3月に引退して後継2000系(ズームカー)に置換えられます。

  12月11日(水)に訪れたときは,
  駅に乗降客はほとんど居らず,がらがらの電車が往復していました。

懐かしい木製枕木の線路  2024.12.11 芦原町〔南海電鉄 汐見橋線〕
汐見橋
島式ホーム1面2線の高野線起点駅  2024.12.11 汐見橋〔南海電鉄 汐見橋線〕
2200系普通列車から降車の外国人家族  2024.12.11 汐見橋〔南海電鉄 汐見橋線〕
芦原町
乗客のいない芦原町駅に到着する2200系普通列車  2024.12.11 芦原町〔南海電鉄 汐見橋線〕
木津川
閑散な駅前広場と補修工事中の木津川駅舎  2024.12.11 木津川〔南海電鉄 汐見橋線〕
津守
女子高生一人が待つ津守駅ホーム  2024.12.11 津守〔南海電鉄 汐見橋線〕
西天下茶屋
昭和5年建築の木造駅舎  2024.12.11 西天下茶屋〔南海電鉄 汐見橋線〕
西天下茶屋駅に到着する2200系普通列車  2024.12.11 西天下茶屋〔南海電鉄 汐見橋線〕
岸里玉出
岸里玉出駅・汐見橋線ホームで発車を待つ2200系普通列車  2024.12.11 岸里玉出〔南海電鉄 汐見橋線〕
駅ベンチ・コレクション
汐見橋線の各駅には,個性豊かな木製ベンチ!
汐見橋
島式ホームの中央に設置のレトロな木製ベンチ  2024.12.11 汐見橋〔南海電鉄 汐見橋線〕
芦原町
乗客のいないホームに背板のない簡素な木製ベンチ  2024.12.11 芦原町〔南海電鉄 汐見橋線〕
木津川
島式ホームに設置の淡青色に塗装の木製ベンチ  2024.12.11 汐見橋〔南海電鉄 汐見橋線〕
津守
相対式ホームに設置の2種の木製ベンチ  2024.12.11 津守〔南海電鉄 汐見橋線〕
西天下茶屋
レトロ感満載の白ペンキが剥がれた木製ベンチ  2024.12.11 西天下茶屋〔南海電鉄 汐見橋線〕